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シュクメルリはどこの国?発祥地ジョージアと魅力を解説

最近、レストランやレトルト食品で見かけることが増えた「シュクメルリ」。この美味しそうな料理が、一体どこの国の料理なのか気になっていませんか?牛丼チェーンの松屋が提供を始めたことで、シュクメルリ鍋として日本でなぜ流行ったのか、その理由を知りたい方も多いかもしれません。

見た目はシチューのようですが、味や材料には明確な違いがあります。この記事では、シュクメルリの発祥の地であるジョージア料理の魅力に迫ります。シュクメルリという言葉の本来の意味から、本場の味、美味しい食べ方に欠かせないパンとの相性、そしてご家庭で楽しめる簡単なレシピまで、幅広く解説します。さらに、本格的な味を求める方向けにジョージア大使館レシピもご紹介。どこで売ってるのかという情報も含め、あなたの疑問をすべて解決します。

  • シュクメルリの発祥国がジョージアだとわかる
  • シュクメルリの味や材料、シチューとの違いがわかる
  • 日本で人気になった理由やどこで食べられるかがわかる
  • 家庭で簡単に作れる基本のレシピがわかる

シュクメルリはどこの国?発祥地と魅力を解説

  • シュクメルリはジョージアの郷土料理
  • シュクメルリという言葉が持つ意味とは
  • シュクメルリに使われる基本的な材料
  • シチューとの大きな違いはニンニク
  • 本場のシュクメルリはどんな料理?
  • パンと一緒に食べるのがおすすめ

シュクメルリはジョージアの郷土料理

結論から言うと、シュクメルリは「ジョージア」という国の郷土料理です。

ジョージアは、東ヨーロッパと西アジアの境界に位置する国で、かつては「グルジア」という名前で知られていました。2015年に日本政府が国名の呼称を「ジョージア」に変更したため、現在ではこちらの名前が正式名称となっています。

この国は、黒海とカスピ海に挟まれたコーカサス地方にあり、豊かな自然と長い歴史を持つことで有名です。特に、世界最古のワイン生産地の一つとしても知られ、独特で奥深い食文化が根付いています。

シュクメルリは、そんなジョージアの食文化を代表する料理の一つで、特にラチャ地方にあるシュクメリ村が発祥の地とされています。鶏肉をニンニクの効いたクリームソースで煮込むという、シンプルながらも力強い味わいが特徴の料理です。

ジョージアってどんな国?
ジョージアは、壮大なコーカサス山脈に抱かれた親日国としても知られています。首都はトビリシ。相撲の栃ノ心関や臥牙丸関の出身地と聞くと、ピンとくる方もいるかもしれません。美食の国としても評価が高く、シュクメルリの他にもチーズがたっぷり入ったパン「ハチャプリ」など、美味しい料理がたくさんあります。

シュクメルリという言葉が持つ意味とは

「シュクメルリ」という少し変わった響きの言葉は、この料理が生まれた村の名前に由来しています。

前述の通り、シュクメルリの発祥地はジョージアのラチャ地方にある「シュクメリ村」とされています。つまり、「シュクメルリ」とは「シュクメリ村の料理」あるいは「シュクメリ風の」といった意味合いを持つ言葉なのです。

日本の「さぬきうどん(讃岐地方のうどん)」や「沖縄そば(沖縄県のそば)」のように、地名がそのまま料理名になっていると考えると分かりやすいかもしれません。

特別な食材や調理法を指す言葉ではなく、その土地に根付いた伝統的な一品であることが、名前からも伝わってきます。この素朴な名前が、かえって料理そのものの魅力や歴史の深さを感じさせてくれます。

ジョージア移住の<br />専門家レオ
ジョージア移住の
専門家レオ

そうなんです!地名が由来なので、シュクメルリという言葉自体に「鶏肉」や「ニンニク」といった直接的な意味は含まれていません。シンプルに「シュクメリ村の郷土料理」と覚えておくと良いですよ。

シュクメルリに使われる基本的な材料

シュクメルリの魅力は、そのシンプルかつパンチの効いた味わいにあります。そして、その味を生み出す材料も非常にシンプルです。

本場ジョージアのシュクメルリで基本となる主な材料は、以下の4つです。

  • 鶏肉(骨付きが望ましい)
  • ニンニク
  • 牛乳(または生クリーム)
  • バター(または鶏脂)

特に重要なのが、鶏肉とニンニクです。鶏肉は、皮をパリッと香ばしく焼き付けてから煮込むのが特徴で、これによりソースに深いコクと香りが加わります。ニンニクは、日本の一般的な料理では考えられないほどたっぷりと使用するのが本場流。これがシュクメルリの味を決定づける最大の要素となります。

ソースのベースとなるのは牛乳や生クリームです。これらが鶏肉の旨味とニンニクの強烈な香りをまろやかに包み込み、クリーミーで後を引く美味しさを生み出します。シンプルな材料構成だからこそ、それぞれの素材の味が引き立ち、忘れられない一皿が完成するのです。

シチューとの大きな違いはニンニク

シュクメルリは、白いクリームソースで鶏肉を煮込んでいるため、見た目が日本のクリームシチューやフリカッセ(フランスの鶏肉のクリーム煮)によく似ています。しかし、その味わいや調理法には明確な違いが存在します。

最も大きな違いは、「ニンニクの使用量」と「とろみの付け方」です。

日本のクリームシチューが玉ねぎなどの野菜の甘みをベースにしているのに対し、シュクメルリはガツンと効かせたニンニクの風味が味の主役です。「世界一ニンニクを美味しく食べるための料理」と称されることもあるほど、ニンニクの存在感は絶大です。

また、もう一つの決定的な違いは、ソースのとろみです。シチューは小麦粉やルーを使ってとろみをつけますが、シュクメルリは基本的に小麦粉を使いません。牛乳や生クリームを煮詰めることで生まれる自然なとろみが特徴で、シチューよりもサラッとした仕上がりになります。

シュクメルリとクリームシチューの違いまとめ

 シュクメルリクリームシチュー
味の主役大量のニンニク、鶏肉の旨味野菜の甘み、乳製品のコク
とろみ小麦粉は使わず、牛乳などを煮詰める小麦粉や市販のルーでつける
主な具材鶏肉がメイン(野菜はほぼ入らない)鶏肉や豚肉、じゃがいも、人参、玉ねぎなど
風味強烈なニンニクの香りとパンチのある味まろやかで優しい味わい

このように、見た目は似ていても、味わいのコンセプトが全く異なる料理であることが分かります。

本場のシュクメルリはどんな料理?

日本でも食べられるようになったシュクメルリですが、本場ジョージアではどのように楽しまれているのでしょうか。

現地のレストランでシュクメルリを注文すると、多くの場合、「ケッツィ」と呼ばれる素焼きの土鍋に入れられた状態で提供されます。ケッツィは保温性が非常に高く、テーブルに運ばれてきてもグツグツと煮立っており、食欲をそそるニンニクとクリームの香りが立ち上ります。

中には、皮目がパリッと焼かれた骨付きの鶏肉がゴロゴロと入っています。ソースは前述の通り、小麦粉を使わないためサラッとしており、鶏の旨味と溶け出したバター、そして強烈なニンニクの風味が一体となっています。日本のものより、さらにニンニクが強く、オイリーでパワフルな味わいであることが多いようです。

野菜はほとんど入っておらず、まさに「鶏肉とニンニクを味わうため」の料理と言えます。このシンプルさとダイナミックさが、本場のシュクメルリの最大の魅力なのです。

パンと一緒に食べるのがおすすめ

シュクメルリを食べる上で絶対に欠かせないのが、パンです。

鶏肉の旨味とニンニクの風味が溶け込んだ絶品のクリームソース。これを一滴残らず味わい尽くすために、パンを浸して食べるのがジョージアでの定番のスタイルです。

ジョージアには「ショティスプリ」と呼ばれる、大きな壺の内壁に貼り付けて焼く伝統的なパンがあります。このパンは外側がカリッとして中はもちもちしており、シュクメルリのソースとの相性も抜群です。

もちろん、日本で食べる際も、フランスパンや食パン、フォカッチャなど、お好みのパンを用意するのがおすすめです。特に、少し硬めでソースをよく吸うタイプのパンが適しています。鶏肉を食べ終えた後、残ったソースにパンを浸して食べる時間は、まさに至福のひとときと言えるでしょう。

食べ過ぎに注意!
シュクメルリのソースは、その美味しさから「罪深い味」「ご飯泥棒」などと表現されることもあります。パンやご飯が無限に進んでしまうため、カロリーが気になる方は注意が必要です。

日本のシュクメルリはどこの国より熱い?人気の理由

  • 松屋がきっかけで日本でなぜ流行ったか
  • シュクメルリはどこで売ってる?
  • 自宅で簡単!シュクメルリの基本レシピ
  • 本格派向けジョージア大使館レシピ
  • 総括:シュクメルリはどこの国の料理か

松屋がきっかけで日本でなぜ流行ったか

日本でシュクメルリの知名度が飛躍的に高まった最大のきっかけは、牛丼チェーンの「松屋」が2019年12月に期間限定メニューとして販売を開始したことです。

当初は一部店舗でのテスト販売でしたが、その美味しさがSNSを中心に口コミで爆発的に広がりました。「何これ、めちゃくちゃ美味しい!」「ご飯が止まらない悪魔の食べ物」といった絶賛の声が相次ぎ、大きな話題となったのです。

この人気を後押ししたのが、駐日ジョージア大使館の公式Twitter(現X)アカウントでした。松屋のシュクメルリ発売に対し、感謝と応援のメッセージを投稿したことで、さらに注目が集まりました。

これらの反響を受け、松屋は翌2020年1月に全国販売を決定。販売終了後も復活を望む声が絶えず、その後もたびたび復刻販売されたり、冷凍食品として販売されたりするなど、松屋の定番人気メニューの一つとしての地位を確立しました。

松屋のシュクメルリは、日本の食文化に合わせてご飯に合うように調整されており、サツマイモを加えるなどのアレンジが加えられています。この「日本人の口に合う美味しさ」と「手軽に食べられる価格」が、シュクメルリがブームとなった大きな理由と考えられます。

シュクメルリはどこで売ってる?

ブームをきっかけに、今では様々な場所でシュクメルリを購入したり、食べたりすることができるようになりました。主な場所をご紹介します。

飲食店

  • 松屋: シュクメルリブームの火付け役。期間限定での提供が多いですが、冷凍の個食パックを販売していることもあります。公式サイトで最新情報を確認するのがおすすめです。(参照:松屋公式サイト
  • ジョージア料理レストラン: 東京都内を中心に、本格的なジョージア料理を楽しめるレストランがいくつか存在します。本場の味を体験したい方には最適です。

スーパーや食料品店

  • カルディコーヒーファーム: オリジナルのレトルトパウチ「シュクメルリの素」などを販売していることがあります。手軽に本格的な味を楽しめると人気です。
  • 無印良品: 「ごはんにかけるシリーズ」や冷凍食品としてシュクメルリが登場することがあります。化学調味料不使用など、素材にこだわった商品が特徴です。
  • 成城石井などの高級スーパー: 自社ブランドのレトルト商品や、輸入物のシュクメルリ関連商品を扱っている場合があります。
  • 一般的なスーパー: 最近では、大手食品メーカーからもレトルトや冷凍のシュクメルリが発売されており、イオンや西友などのスーパーでも見かける機会が増えています。
ジョージア移住の<br />専門家レオ
ジョージア移住の
専門家レオ

店舗によって取り扱い状況は異なりますので、お出かけの前に各店舗の公式サイトやSNSで情報を確認するのが確実ですよ!

自宅で簡単!シュクメルリの基本レシピ

シュクメルリは、材料がシンプルなため自宅でも意外と簡単に作ることができます。ここでは、日本の家庭で手に入りやすい材料を使った基本的なレシピをご紹介します。

材料(2人分)

  • 鶏もも肉:1枚(約250g)
  • ニンニク:4〜6片(お好みで増減)
  • 牛乳:200ml
  • ピザ用チーズ:40g(お好みで)
  • バター:15g
  • オリーブオイル:大さじ1
  • 塩、黒こしょう:少々
  • (お好みで)パセリ:適量

作り方

  1. ニンニクはみじん切りにします。鶏肉は余分な脂肪を取り除き、厚さを均等にしてから、数カ所フォークで刺し、塩こしょうを振っておきます。
  2. フライパンにオリーブオイルを熱し、鶏肉の皮目を下にして入れます。中火で焼き色がつくまで7〜8分じっくり焼きます。
  3. 鶏肉を裏返し、蓋をして弱火で5〜6分蒸し焼きにし、中まで火を通します。火が通ったら一度取り出し、食べやすい大きさにカットします。
  4. 鶏肉を焼いたフライパンの余分な油を軽く拭き取り、バターとニンニクを入れて弱火で炒めます。香りが出てきたら牛乳を加え、少し温めます。
  5. フライパンにカットした鶏肉を戻し入れ、チーズを加えます。チーズが溶けてソースが少しとろっとするまで弱火で煮込み、塩こしょうで味を調えます。
  6. 器に盛り付け、お好みで黒こしょうや刻んだパセリを散らしたら完成です。
アレンジのポイント
松屋風にしたい場合は、素揚げしたり蒸したりしたサツマイモを加えると、甘みがアクセントになって美味しくなります。また、きのこ類(マッシュルームやしめじ)を加えても旨味が増すのでおすすめです。

本格派向けジョージア大使館レシピ

より本場の味に近づけたい、本格的なシュクメルリを作ってみたいという方には、駐日ジョージア大使館が公開しているレシピが参考になります。

大使館のレシピは、現地の味を忠実に再現しようとするもので、いくつかのポイントがあります。

ジョージア大使館レシピのポイント

  • 鶏肉は丸鶏を使う: 本格的なレシピでは、丸鶏を捌いて使います。もちろん、骨付きのもも肉などでも代用可能です。
  • ニンニクは潰して使う: みじん切りではなく、潰したニンニクをたっぷりと使うことで、より強い香りを引き出します。
  • 味付けはシンプルに: 基本的な味付けは塩のみ。鶏肉とニンニクの旨味を最大限に活かします。
  • コリアンダーシードを加える: 隠し味として、砕いたコリアンダーシードを加えるのが特徴。爽やかな香りが加わり、より本格的な風味になります。

詳しい分量や手順については、大使館の公式サイトやSNSなどで公開されている情報を確認するのが一番です。特別な日のディナーなどに、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

(参照:駐日ジョージア大使館 公式サイト

総括:シュクメルリはどこの国の料理か

この記事では、シュクメルリがどこの国の料理かという疑問を起点に、その歴史や魅力、日本での楽しみ方までを詳しく解説してきました。最後に、今回の内容の要点を以下にまとめます。

  • シュクメルリの発祥国は東ヨーロッパのジョージア(旧グルジア)
  • ジョージアのシュクメリ村が名前の由来とされる郷土料理
  • 主な材料は鶏肉、ニンニク、牛乳、バターとシンプル
  • 見た目が似ているシチューとの違いは大量のニンニクと小麦粉の不使用
  • ソースはサラッとしており、ニンニクのパンチが効いた味わいが特徴
  • 本場ではケッツィという土鍋で熱々の状態で提供される
  • 鶏の旨味が溶け出たソースをパンに浸して食べるのが定番
  • 日本で流行ったきっかけは2019年の松屋の期間限定メニュー発売
  • SNSでの絶賛の声と駐日ジョージア大使館の応援がブームを後押し
  • 松屋のシュクメルリはご飯に合うようアレンジされている
  • 現在は松屋のほか、ジョージア料理店でも食べられる
  • カルディや無印良品、スーパーでレトルトや冷凍食品も販売されている
  • 自宅でも鶏肉とニンニクがあれば意外と簡単に作ることが可能
  • より本格的な味を目指すならジョージア大使館のレシピがおすすめ
  • シュクメルリはジョージアの食文化の豊かさを伝える魅力的な一皿